こんにちは。
上司への返信を「了解です」「了解しました」となにげなくいつも使っているなら、今日から変えたほうがいいです。
「承知しました。」「かしこまりました。」
のいずれかにしましょう。
口頭でもメールでもチャットでもすべて同じです。
単に言葉のチョイスの問題なので。
上司との関係において変な損しなくてすみますよ。
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「了解」、「承知」の定義
辞書の定義は以下のとおりです。
コトバンクの定義引用
了解:物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。「—が成り立つ」「来信の内容を—する」
承知:依頼・要求などを聞き入れること。承諾。「申し出の件、確かに承知した」
違いが分かりませんよね。
意味として相手に伝わる内容は当然同じです。
これが、ある意味トラップですよね。
「了解です」は、同僚や後輩など立場が同じか下の人に対してなら使ってもよい言葉です。
上の人に使うと、「言葉を知らない」と思われる危険があるので損します。
上司がその上司にどうこたえているか観察してみる
そう思われたなら、今度自分の上司がその上司やお客様など”目上の人”にどうこたえているかを観察してみましょう。
以下の2パターンのいずれかですね。
パターンA
上司の上司:
上司:
パターンB
上司の上司:
上司
特にパターンAなら自分も今後は上司に対して「承知しました」を絶対使った方がいいです。
パターンAの上司は部下に対しては、
部下
と目上の人とそうでない人に対して、"承知"と"了解"を使い分けている場合も多いはずです。
なので、自分が上司に「了解です」「了解しました」を使い続けてしまうと、仕事でがんばっていても”ちょっと残念”と思われてしまいます。
パターンBなら、その上司との関係においては、これまでは特に影響なかったのかもしれません。
そういう意味ではセーフ。
けれど、今後は「承知しました」「かしこまりました」に統一しておきましょう。
上司は"了解"と"承知"の言葉の違いを知らなくても、周りの人は使い分けている人も必ず何人かいると思います。
そういう人が見ると気づきます。
なぜ周りは指摘してくれないのか
早いうちに"了解"と"承知"の使い分けについて、誰かから指摘を受けていたらその人はラッキーだと思います。
その後はずっと、この点で損しなくて済みますよね。
けれど、気づいていも、周りからなかなか指摘してもらえないこともよくあると思います。
って思いますよね。
この理由はなんなのか、考えてみると以下の3点があると思いました。
- マナーの一種でありルールとまでは言えないので、世話係でもメンターでもなければ悪い指摘は言いにくい
- 世話係やメンターであったとしても、この言葉の違いを知らなかった、気にしていなかった
- 「自分は目上だから自分には”承知しました”を使え」と指示しているのと同じことになり、面倒な奴と思われたくない
上司以外のお客様や目上の人に対しても同じ考え方
上司だけではなく、お客様やパートナーなど大事な相手にも「了解しました」ではなく「承知しました」「かしこまりました」を使いましょう。
目上の人や立場の人が対象です。
あとがき
「承知、了解」でググってみてください。
同じような主張がたくさん出てきます。
言葉のマナーで上司との関係において不要な損をするのはもったいないですよね。
特に仕事をがんばっているのに、この言葉の違いを知らなかった人は、今後気をつければ、「さすがだな。ひとつマナーを覚えたな」とポイントアップです。
即ステップアップできる上司対策のひとつです。
ではまた。