こんにちは。
先日、気の合う同僚と外でランチを食べながら、「できる社員ってどんな奴なんだろう」という話になりました。
ふたりで話しながら、「これができたらスゴイよな」と変に盛り上がった話を書いてみます。
「上司とうまくいかない」
仕事をしていれば誰もが一度は感じますよね。
この悩みに少しでも参考なればと思います。
確かに、『仕事ができる社員』と一言でいっても、きっといろいろなタイプがいると思います。
その日のランチの結論はこうでした。
できる社員とは
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ランチの会話を整理して、説明します。
上司や先輩が部下や後輩に抱く心理
『上司と部下』、『先輩と後輩』という仕事の関係において、上司や先輩が持つ心理は以下のようなものです。
- 上司や先輩として部下に適切なアドバイスをしたい
- 自分の経験やスキルの違いを部下や後輩に示したい
- 部下や後輩には自分のアドバイスを聞いてほしい
部下や後輩が気をつけたほうが良さそうなことは、いくら自分の意見や考えが正論だとしても、上司や先輩の領域にズケズケと入り込むと逆効果になる危険があるということです。
上司も、ごく普通のどこにでもいる人間です。
正論を押し通す自己顕示欲が高い部下より、自分を気持ちよくさせてくれる気遣いができる部下にうれしさを感じるはずです。
からまわりしてしまう部下や後輩の言動
これに対して、
と悩む人は、こんなふうになっていることが多くないでしょうか。
- 自分の意見をしっかり言わないと上司や先輩からは認めてもらえないはず。
- 上司の発言に、「分かっています!」「分かりました!」とその場ですぐに返事や同意をしないとバカだと思われてしまう。
- 打ち合わせで上司から何か言われると、宿題を増やしたくはないので必死にその場で返答して、結果的に上司のマウントをとってしまうこともある。
承認欲求が強すぎる人やコミュ障ぎみの人にこの傾向があるように思います。(偉そうに書いていますが自分もそうです)
また、異動直後など上司や先輩とまだ関係ができていない時期のコミュニケーションは特にこうなってしまいがちです。
自分がそうなってしまっていると自覚があれば、今後気をつければ少しずつ改善できるかもしれないのでまだいいと思います。
けれど、自覚が無くて実際はそうなっている場合が一番悩みが深くなってしまうので要注意ですよね。
上司や先輩からすると、
「もう少し自分の話を聞いて、反射的になんでも答えるのではなくいったん飲み込んで持ち帰ってほしいのに・・・」
と思っていることが多いのかもしれません。
できる社員は上司に花を持たせて気持ちよくさせる
では、「どうすれば上司をうまく喜ばせることができるのか」
上司との打ち合わせの場面を例に、同僚とランチで話した「できる社員はこんな感じ」を具体的に書いてみます。
上司から言われそうな宿題を準備しておく
「仕事で上司に何かを説明する場合、できる社員は以下のような流れで対応できるはず」と同僚と話しました。
step
1打ち合わせで説明する資料を作成する
step
2打ち合わせで上司から言われそうな宿題を予想する
step
3上司との打ち合わせに臨む
step
4上司から言われるアドバイスや宿題の予想が当たる
step
5宿題を打ち合わせの場で解決しようとせずに宿題にして持ち帰る
step
6宿題を後日終わらせて上司に花を持たせる
あらかじめ80点のレベルの打ち合わせ準備をして、説明は70点ぐらいのレベルで行い、差分の10点の想定済み宿題を上司からもらうのです。
打ち合わせの場で宿題をゼロにして終わらせようとしないようにすることで、上司の立場や役割も満たしつつ、打ち合わせを事前の想定通りにコントロールします。
これが何も戦略がなく、自己顕示欲全開で打ち合わせに臨むと、説明の段階で自分にとって最大の80点の資料で説明してしまうことになりますよね。
そうなると、何かアドバイスをしないといけないと感じる上司は、+10点の宿題を言うこととなり、結果的に90点のレベルの対応をしなければならないハメになってしまいます。
その結果、+10点の宿題はあらかじめ想定していないし自分のレベル以上のものなので対処が難しくなり、
とストレスがたまってしまう結果に陥ってしまうのです。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
簡単にサラッと書いてしまいましたが、そうはいっても、上司に花を持たせるレベル感の塩梅の調整は簡単ではありません。
あらかじめ宿題を想定して説明のレベルを落とせたとしても、上司から見てあまりにも説明のレベルが低いと宿題を気持ちよく出すまでに至らないことにもなってしまいそうです。
また、しらじらしくやって変な疑いをもたれ、「手を抜いている」と思われてもマズいです。
けれど、これまでを振り返って、自己顕示欲や承認欲求が強すぎて、いつも目いっぱいの資料で”遊び”なく打ち合わせに臨んでいるとしたら、今回紹介したような段取りを今後少しずつ取り入れてみると、上司の"扱い力"に幅が生まれてくるかもしれません。
「上司とうまくいかない」の対策
- 資料準備の際に上司から言われそうな宿題を予想する
- 打ち合わせでは宿題にしたい部分はあえて説明しない
- 上司から想定していた宿題をもらう(その場で回答して終わらせようとしない)
- 宿題を持ち帰り上司を満足させる
最後まで読んで下さりありがとうございました。